ロボアドバイザーの運用にかかるコスト

最近話題の投資ツールに「ロボアドバイザー」があります。AIが運用の全てを代行してくれることが人気の的になっていますが、そこでよく聞かれるのが、『費用はどのくらい取られるの』ということです。

●ロボアドバイザーのコスト
ロボアドバイザーのコストになるのは、主に「利用手数料」と「信託報酬」です。この費用は自分の力で運用する時の費用に比べると当然、金額的には高くなっています。ただ、ロボアドバイザーは投資未経験者には絶対にできないことを代わりにしてくれます。例えば、自分の投資適性に合った商品の選択や、適正価格での購入、運用中における商品バランスの調整などがあります。しかも、納税までしてもらえます。

つまり、ロボアドバイザーのコストには投資に必要な知識や、投資にかかる時間と手間が含まれています。それを考えると、決して高いコストとは言えません。仮に、自分で投資する場合、運用や情報収集に費やす労力や時間をお金に換算したら、相当な金額になるはずです。

1.利用手数料
利用手数料とは、投資の全てをロボアドバイザーに代行してもらうために支払う代金のことです。一般的に、利用手数料は預け資産の1%程度になっています。仮に、200万円を口座に入金して運用した場合、毎年必要になる利用手数料は約2万円です。

なお、利用手数料には以下の手数料が含まれています。
・振込手数料:銀行からのクイック入金
・為替手数料:円と外国通貨の交換
・売買手数料:金融商品の購入と売却
・スプレッド:外貨の売値と買値の差額
・出金手数料:口座からの出金

2.信託報酬
ロボアドバイザーは国内外の株式や債券などを購入して運用します。その運用を代行する会社に支払う手数料が信託報酬です。信託報酬は業者によって異なりますが、一般的に0.1〜0.3%になっています。

従って、ロボアドバイザーにおける年間コストは利用手数料の1%と、信託報酬の0.1%〜0.3%を足した1.1%~1.3%になります。

●利用手数料の支払い
利用手数料は毎月、月初若しくは月末に利用者の口座から引落とされます。手数料の金額の計算式は以下になります(WealthNaviの場合)。
・手数料:計算日の時価評価額×1%(手数料率)÷365日×利用日数×1.10(消費税)

例えば、6月1日に200万円を入金し、1ヶ月後の7月1日に205万円の時価評価額になっていたとします。その場合の手数料は以下になります。
・手数料:205万円×1%÷365日×30日×1.10=約1,853円

従って、7月1日に1,853円が口座から引落とされます。ちなみに、利益が出ていなくても手数料はかかります。200万円を入金し、翌月も200万円のままだった場合は、200万円に対する手数料を支払います。